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先日、歯科スタディーグループIPSG包括歯科医療研究会の特別会員による症例検討会が行われました。
年に二回、全国の歯科医師、歯科技工士の先生方が集い、機能的な咬合をテーマに小児期から老年期まで幅広い層の症例について検討を行います。
今回もレベルの高い先生方の発表をたくさんお聞きすることができました。
中でも、不良な設計・治療計画のテレスコープを装着しお困りの患者様を、一から正統派テレスコープの手法で再治療されたケースは印象的でした。
近年、さまざまな義歯が日本には存在しておりますが、やはり咬合に関する正しい知識やテレスコープ義歯に対する正しい知識を持って、正しく設計、製作する重要性を改めて感じることができました。
私はテレスコープ義歯の中でも、数歯しか残っていない場合に適用されるレジリエンツテレスコープ義歯と、多くの歯が残っている場合に適用されるリーゲルテレスコープ義歯について発表させていただきました。
4年前に携わった症例ですが、患者様は今も3か月に一度メンテナンスいらっしゃり、大切に義歯を使っていただいております。
残りの歯が少なると、バネのついている従来の義歯では痛み、外れる、噛めない、落ちる、などと、不具合が多く生じます。
しかし、咬合を最優先に考え、お口と調和したテレスコープ義歯を適用することにより、それらを解消すべく結果を得ることができました。
「レタスとリンゴが噛めてうれしい!」
という、患者様の感想も紹介させていただきました(^^♪
最後に、師匠であります稲葉繁先生の20~30年症例をたくさん拝見させていただきました。
テレスコープ義歯のすごいところは、その長期的予後ではないでしょうか。
実際の臨床で、これほど予後良好に30年近く義歯を入れている症例は、全国見てもそんなに多くはないかと思われます。
稲葉先生の
「歯科医師として生涯一義歯で、最善最高のものを製作し、患者様に長く寄り添うことが大切!」
とのお言葉は、深く重みを感じました。
本日も、大変充実した、勉強会となりました。
明日からの、福永歯科医院の臨床に生かしていければと、思います。
埼玉県さいたま市 福永歯科医院 福永