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先日、80歳の患者様のドイツ式部分入れ歯(テレスコープ義歯)が完成いたしました!
今日はその様子をお届けします。
患者様に初めてお会いした時は、とても前向きで明るい性格の元気なご婦人、という印象。
ですが、入れ歯に関しては非常に悩まれている様子でした。
上顎には総入れ歯、下顎にはバネの着いた入れ歯が装着されておりましたが、噛み合わせが全く合っていないため、噛むたびに上下の入れ歯は揺らぎ、また下顎の歯もバネの入れ歯によって揺さぶられ、抜けて行ってしまっている状態でした。
こんなに元気で若々しいのに、このままでは、楽しいお食事、ご旅行、会話もままならない!ということで、総入れ歯とドイツ式入れ歯の一種であるレジリエンツテレスコープの製作が始まりました。
レジリエンツテレスコープは、ドイツ式入れ歯の中でも残りの歯が非常に少ない場合に非常に有効な入れ歯です。
日本の入れ歯でよく使われる、バネの付いた入れ歯、マグネットの入れ歯では、残りの歯が負担によって抜けてしまったり、入れ歯自体が揺れて外れたりして、痛みが出てしまいます。
一方でレジリエンツテレスコープは、歯に頼らずに入れ歯を吸着させているため安定し、残りの歯も揺さぶることなく守ることができます。
ドイツ式入れ歯装着後1回目の調整で、とても嬉しい感想をいただきました。
「先生、この入れ歯、タコも噛めるんだね~!びっくりしておじいさんにも教えたよ!」
タコは、お肉や野菜、たくわんなどよりも、入れ歯で食べるのが最も難しいとされている食品の一つです。何気ない会話の中でこんな感想が聞けたので、かなり上手に入れ歯を使っている様子がうかがえました。
明るいご婦人の御主人は、90歳を過ぎていらっしゃいますが、歯が丈夫でなんでも噛めるので、日頃からうらやましく思っていたそうです。
「これからは私も負けない!」とおっしゃておりました!
ドイツ式入れ歯装着後は入れ歯の調整をします。
このご婦人の場合、入れ歯の調子がよく、調整は二回で終了しました。
スタッフ一同、楽しいご婦人がいらっしゃるのをいつも楽しみにしておりましたから、少し寂しい気もしますが。。。
とてもお話好きのご婦人なのですが、以前の入れ歯はすぐ外れるため、お口に手をあてるのが癖のようでした。ドイツ式入れ歯は、大きくお口を開けても外れないので、ますますたくさん会話されて楽しくお過ごしください。
しっかり噛める入れ歯を使って、いつまでもお元気でいてくださいませ!
メンテナンスでお会いできるのを楽しみにしております。
埼玉県さいたま市 福永歯科医院